ニュース速報

ワールド

EXCLUSIVE-米政府のギリアド新型コロナ薬治験、5月半ばに暫定結果の可能性

2020年04月25日(土)06時20分

4月24日、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)が実施しているギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染症治験薬「レムデシビル」の暫定試験結果が早ければ5月半ばまでに明らかになる可能性があることが分かった。写真は2018年5月、米カリフォルニア州で(2020年 ロイター/Stephen Lam)

[24日 ロイター] - 米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)が実施しているギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染症治験薬「レムデシビル」の暫定試験結果が早ければ5月半ばまでに明らかになる可能性がある。

同試験の首席研究者で、ネブラスカ大学メディカルセンターの教授アンドレ・カリル氏がロイターとのインタビューで明らかにした。また、暫定結果の発表はさらに早まる可能性もあるとした。

NIAIDは2月、新型コロナの有望な治療薬として注目を集めているレムデシビルの臨床試験を開始。無作為抽出による二重盲検試験で、被験者の半分に治験薬、残りの半分にプラセボ(偽薬)を投与する。

カリル氏は被験者について、当初目標の400─500人を大幅に上回る申し込みがあったと明らかにした。最新情報によると、最終的な被験者数は800人を超える可能性がある。

同氏はレムデシビル投与によって入院の期間や人工呼吸器の必要性、生存率などのデータが改善するかどうかを見極ることが治験の目的と説明。さらに「統計上だけでなく、有意な臨床的改善が見られるかが焦点」とし、「5月半ばから後半にかけて結果を得られる見通し」と述べた。

レムデシビルを巡っては、 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は前日、世界保健機関(WHO)が誤って公表した報告書の草稿の情報に基づき、ギリアドが中国で実施していたレムデシビルの無作為抽出による初期臨床試験で、症状の改善も血液中の病原体減少も示されなかったと報じた。ギリアドは、早期に打ち切られた試験の結果であり、結論を導くことはできないと反論した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

トランプ米大統領、クレジットカード金利に10%の上

ビジネス

関税返還となった場合でも米財務省には十分な資金=ベ

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、米雇用統計予想下回る 円は

ワールド

米、ベネズエラと連携し石油タンカー拿捕=トランプ氏
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 6
    「不法移民からアメリカを守る」ICEが市民を射殺、証…
  • 7
    美男美女と話題も「大失敗」との声も...実写版『塔の…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 10
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 8
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 9
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 10
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中