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ノーベル化学賞、たんぱく質の人工合成で米英の3氏に

2018年10月04日(木)08時04分

10月3日、スウェーデン王立科学アカデミーは、2018年のノーベル化学賞を、米国人2人と英国人1人に授与した。ストックホルムの発表会場で撮影(2018年 ロイター/Jonas Ekstromer/TT News Agency)

[ストックホルム/ロンドン 3日 ロイター] - スウェーデン王立科学アカデミーは3日、2018年のノーベル化学賞を、米国人2人と英国人1人に授与した。生物が進化する過程を参考にたんぱく質を人工的に合成し、環境に優しい洗剤やバイオ燃料、がん治療薬などに利用できるように開発した。

米カリフォルニア工科大学のフランシス・アーノルド教授が900万スウェーデンクローナ(約100万ドル)の賞金の半分を受け取る。アーノルド氏はノーベル化学賞を受賞する女性として歴代5人目だ。

残りの賞金は米ミズーリ大学のジョージ・スミス名誉教授と英医学研究会議のグレゴリー・ウインター博士が分ける。

開発されたタンパク質の合成法は、世界で最も売れている処方薬である米製薬大手アッヴィの関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」に活用されている。

*写真を追加します。

ロイター
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