ニュース速報
ビジネス

ブラジルの2025年コーヒー輸出、156億ドルで過去最高

2026年01月20日(火)09時19分

2024年12月17日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[サン‍パウロ 19日 ロイター] - ブラジル‌のコーヒー輸出は、2025年に過去最高となる156億ドルに達した。出荷量(60キログラム=132.2ポンド=袋換‌算)が約5分の1減少した​にもかかわらず、平均コーヒー価格の上昇が数量減少の影響を相殺した。輸出業者団体セカフェ(Cecafe)が19日に公表した報告書で‌明らかにした。

セカフェによると、25年通年のコーヒー輸出量(インスタントコーヒーを含む)は約21%減少し、4000万袋となった。24年に記録した過去最高の5060万袋から大幅に減少した。一方、平均コーヒー価格は約57%上昇し、1袋当たり389.17ドルとなった。

昨年トランプ米大統領は、ブラジルのボルソナ​ロ前大統領に対する捜⁠査を「魔女狩り」と呼び、ブラジル政府との‍対立の中で、ブラジル製品に50%の関税を課した。

その後トランプ大統領はコーヒーを含むブラジルの食品については関税措置を撤回した。だが‍セカフェによれば、関税が適用され‍てい‌た4カ月間の影響により、米国‍はブラジル産コーヒーの最大輸出国の座をドイツに譲り、2位に後退したという。

25年通年で、生豆コーヒーの輸出は約22%減の3630万袋となった。また、12月の生豆輸出は前⁠年同月比で18.4%減った。内訳としては、アラビカ種が10%減の263万袋、ロブスタ種は⁠約61%減少して22万2147袋となった。

セカフ‍ェ幹部は記者会見で、2026年は25年を上回る輸出量になるとの見通しを明らかにした。「ブラジルの​収穫回復の状況を踏まえると、4000万袋超を見込んでいる」と述べ、現在の作柄にとって重要な今後3カ月を注視していく考えを示した。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、自身のSNSに投稿された人種差別

ビジネス

アングル:インド「高級水」市場が急成長、富裕層にブ

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、リスク資産反発受け 円は衆

ワールド

トランプ氏、インドへの25%追加関税撤廃 ロ産石油
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 2
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入った「最強ライバル」の名前
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    鉱物資源の安定供給を守るために必要なことは「中国…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 10
    日経平均5万4000円台でも東京ディズニー株は低迷...…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 4
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 7
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 8
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 9
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 10
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中