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リーガルテック投資に新たな波、AIブームで資金調達相次ぐ

2025年11月13日(木)14時12分

写真はAIのイメージ。2023年3月撮影。REUTERS/Dado Ruvic

Sara Merken

[12日 ロイター] - ここ数週間で弁護士向けのAI(人工知能)製品を手がけるスタートアップ企業に7億5000万ドル以上の新たな資金が投入され、リーガルテック投資に新たな波が来ている。

企業内法務チーム向け文書作成・調査・契約書分析といったAIツールをつくっているGC AI(サンフランシスコ)は12日、スケール・ベンチャー・パートナーズとノースゾーンが主導する資金調達ラウンドで6000万ドルを調達し、自社の企業価値が5億5500万ドルと評価されたと発表した。

設立から2年のこのスタートアップ企業のプラットフォームは、社内弁護士の効率を高め、社外弁護士への支出を減らすことができるという。

今回の資金でエンジニアを増員し、より多くの顧客や企業部門にリーチし、最終的には社内に法務チームを持たない企業にもサービスを提供できるよう事業を拡大するとしている。

リーガルテック企業への投資は2023年に生成AIブームが巻き起こって以来増え続けている。バンクーバーを拠点とするClioは10日、50億ドルの評価額で5億ドルを調達し、vLexの10億ドル規模の買収を完了。「AIファースト企業」になるための動きだという。

ロイター
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