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午前のドル一時154円半ば、リスクオンで9カ月ぶり高値

2025年11月11日(火)12時41分

2013年2月28日、1万円札(当時)。 REUTERS/Shohei Miyano

Shinji Kitamura

[東京 11日 ロイター] - 午前のドルは一時154円半ばまで上昇し、9カ月ぶり高値を更新した。米政府の再開期待がリスクオンムードとなって円が弱含んだが、この日は米債券市場が休場となることもあり、勢いは限られた。

ドルは前日海外の流れを引き継ぐ形で朝方から底堅い動きで、午前10時半頃に一時154.49円までじり高となり、今年2月以来9カ月ぶり高値を更新した。

米政府機関の再開期待などを背景に、この日のアジア市場ではドルが全般に底堅く、ドルの総合的な値動きを示すドル指数は前日海外高値に迫った。

米上院は現地時間10日夜、連邦政府再開に向けた法案の採決を行い、賛成多数で可決した。下院のジョンソン議長は12日にも採決を行う考えを示した。可決されればトランプ大統領の署名を経て成立する。

市場では「再開後に発表される雇用統計などが軟調さを示せば、利下げ観測の高まりが株価を支え、円売り圧力が高まる可能性もある」(りそなホールディングスのシニアストラテジスト、井口慶一氏)と、円の地合いの弱さを指摘する声が出ていた。

円は対ドル以外でも軟調だったが、ユーロは178円前半。豪ドルは100円後半と値動きは小幅だった。

ロイター
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