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米国株式市場=主要3指数が続伸、週間でもプラス

2025年09月20日(土)06時10分

米国株式市場は主要3指数がそろって上昇し、週間でもプラスを維持した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の外で3月撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数がそろって上昇し、週間でもプラスを維持した。物流大手フェデックスが市場予想を上回る決算を発表し、株価は2.1%上昇した。アップルも、JPモルガンによる目標株価引き上げを受けて3.2%上昇した。パランティア・テクノロジーズやオラクルも買われ、S&P500のテクノロジーセクターを押し上げた。

S&Pの主要11セクターのうち7セクターが上昇した。一方、エネルギーは下げた。

S&P500とナスダック総合指数は3週連続の上昇。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が利下げを実施したことや、今後の金融緩和への期待が相場を支えた。AI(人工知能)関連銘柄への楽観的な見方も上昇要因となった。

一方、小型株指数のラッセル2000は一時過去最高値を更新したが、終値では0.71%下落。前日は2021年11月以来の高値で引けていた。

9月は米株式市場にとって歴史的に弱い月とされるが、今年は主要3指数がいずれもプラス圏で推移している。LSEGのデータによると、S&P500は2000年以降、9月に平均1.4%下落している。

その他個別銘柄では住宅建設大手レナーが4.2%下落した。第3・四半期の利益減少と第4・四半期の住宅引き渡し予想の下方修正を受けた。

パラマウント・スカイダンスは5.9%急伸。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーへの買収提案に関する報道が材料となった。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.43対1の比率で上回った。ナスダックでも値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.42対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は263億3000万株。直近20営業日の平均は174億1000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 46315.27 +172.85 +0.37 46211.1 46396.4 46105.0

6 7 2

前営業日終値 46142.42

ナスダック総合 22631.48 +160.75 +0.72 22554.3 22645.1 22497.7

2 1 1

前営業日終値 22470.73

S&P総合500種 6664.36 +32.40 +0.49 6647.11 6671.82 6630.31

前営業日終値 6631.96

ダウ輸送株20種 15610.61 -31.63 -0.20

ダウ公共株15種 1088.89 +3.44 +0.32

フィラデルフィア半導体 6232.25 -45.92 -0.73

VIX指数 15.45 -0.25 -1.59

S&P一般消費財 1941.70 +6.67 +0.34

S&P素材 576.82 +1.25 +0.22

S&P工業 1290.66 +2.70 +0.21

S&P主要消費財 877.34 -2.17 -0.25

S&P金融 900.06 +1.99 +0.22

S&P不動産 261.33 -1.23 -0.47

S&Pエネルギー 672.22 -8.70 -1.28

S&Pヘルスケア 1594.45 -2.41 -0.15

S&P通信サービス 438.54 +2.25 +0.51

S&P情報技術 5520.02 +64.67 +1.19

S&P公益事業 428.83 +2.76 +0.65

NYSE出来高 42.28億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 45100 + 370 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 45005 + 275 大阪比

ロイター
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