ニュース速報

ビジネス

ハンガリー中銀、翌日物預金金利を1%引き下げて17%に

2023年05月24日(水)10時08分

ハンガリー国立銀行(中央銀行)は23日、翌日物預金金利を100ベーシスポイント(bp)引き下げて17%とすることを決めた。写真は、ハンガリーの1万フォリント紙幣(右)と2万フォリント紙幣。2014年2月6日に撮影。(2023年 ロイター/Bernadett Szabo)

[ブダペスト 23日 ロイター] - ハンガリー国立銀行(中央銀行)は23日、翌日物預金金利を100ベーシスポイント(bp)引き下げて17%とすることを決めた。24日から実施する。また、インフレの鈍化に伴って「段階的に」追加利下げする可能性があるとの見通しを示した。

マトルチ総裁は記者会見で、経常収支の改善、インフレの鈍化、今年に入ってからの通貨フォリント相場の安定の全てが、この日の金融政策正常化開始に寄与したと説明。「今日の決定後もインフレが全ての人々にとっての敵であるのは変わらない」と述べ、主要政策金利である基準金利の引き下げは当面議題に上らないだろうと述べた。

中銀は声明で「先を見通すと、市場の安定は物価安定の達成にとっても重要だ。今の環境では慎重かつ漸進的なアプローチが正当化される」と指摘した。「リスクに対する受け止め方の改善が続けば、1日物預金ファシリティーの入札適用金利と基準金利の段階的な収れんを継続する」とした。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

独CPI、9月速報は前年比+2.4%に加速 予想上

ビジネス

ユーロを「世界的な安定の支え」に=フィンランド中銀

ビジネス

中国の一部自動車メーカー、予約注文を水増し=国営メ

ビジネス

インドルピーが史上最安値更新、米との貿易摩擦で 中
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけではない...領空侵犯した意外な国とその目的は?
  • 2
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から思わぬものが出てきた...患者には心当たりが
  • 3
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 4
    【クイズ】身長272cm...人類史上、最も身長の高かっ…
  • 5
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 6
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 7
    シャーロット王女の「視線」に宿るダイアナ妃の記憶.…
  • 8
    マシンもジムも不要だった...鉄格子の中で甦った、失…
  • 9
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 10
    カーク暗殺の直後から「極左」批判...トランプ政権が…
  • 1
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 2
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...「文学界の異変」が起きた本当の理由
  • 3
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒りの動画」投稿も...「わがまま」と批判の声
  • 4
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 5
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 6
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 7
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 8
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 9
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 10
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中