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EVメーカー恒大汽車、資金不足で生産停止も

2023年03月23日(木)12時39分

3月23日、中国の不動産大手、中国恒大集団の電気自動車(EV)子会社、中国恒大新能源汽車集団(恒大汽車)は、新たな資金を調達できなければEVの生産停止に追い込まれる可能性があると表明した。写真は中国広東省深センの恒大集団本社。2021年9月撮影(2023年 ロイター/Aly Song)

[香港 23日 ロイター] - 中国の不動産大手、中国恒大集団の電気自動車(EV)子会社、中国恒大新能源汽車集団(恒大汽車)は23日、新たな資金を調達できなければEVの生産停止に追い込まれる可能性があると表明した。

主力モデル「恒馳5」は900台以上納入した。人員削減や経営効率改善などを通じてコスト削減を目指す方針も示した。

ただ「将来的に」290億元(42億ドル)以上の資金が調達できれば、複数の主力モデルを発売し、大量生産を目指す意向も示した。

経営立て直しに取り組んでいる親会社の中国恒大集団は22日、総額227億ドルのオフショア債の再編計画を発表した。

恒大汽車は以前、第2のEVモデルの大量生産を2023年上半期に、第3のEVモデルの大量生産を23年下半期に開始すると表明していた。昨年12月にはコスト削減の一環で人員削減と一部従業員の給与引き下げに踏み切っている。

ロイター
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