ニュース速報

ビジネス

株式のベアマーケットラリー、来年初めも継続へ=ドイツ銀

2022年11月28日(月)19時25分

 11月28日、ドイツ銀行は、株式市場のベアマーケットラリーが来年に入っても続き、その後、世界的な景気後退の定着で下落に転じるとの見通しを示した。ニューヨーク証券取引所で11日撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

[ロンドン 28日 ロイター] - ドイツ銀行は28日、株式市場のベアマーケットラリーが来年に入っても続き、その後、世界的な景気後退の定着で下落に転じるとの見通しを示した。

S&P総合500種指数は来年上半期に4500まで上昇し、その後反落する見通しという。

先週末終値は約4026。10月の安値から約15%上昇している。

同行によると、景気後退は来年半ばから定着する可能性が高い。影響はクレジット市場でも感じられ、米ハイイールド債スプレッドは来年末までに860ベーシスポイント(bp)まで拡大する見通し。ユーロ建てハイイールド債のスプレッドは930bpに達するという。

米国の引き締め局面終了と景気後退は米国債の支援材料になる見通し。10年債利回りは現在の3.65%前後で来年を終える見通しという。

ドイツ連邦債はアンダーパフォームし、10年債利回りは現在の1.96%から2.60%に上昇する見通し。

為替市場ではドル高が反転し、ユーロ/ドルが1ユーロ=1.10ドル超の水準に大きく値を戻し、来年終盤までに1.15ドルに達する可能性が高いという。

北海ブレント原油先物は、供給混乱で来年第1・四半期に一時的に1バレル=100ドルに上昇し、来年末までに80ドルに下落する可能性があるという。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:アマゾン熱帯雨林は生き残れるか、「人工干

ワールド

アングル:欧州最大のギャンブル市場イタリア、税収増

ビジネス

米肥満薬開発メッツェラ、ファイザーの100億ドル買

ワールド

米最高裁、「フードスタンプ」全額支給命令を一時差し
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 8
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 9
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 10
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 9
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 10
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中