ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは109円前半、9カ月ぶり高値

2021年03月09日(火)15時28分

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から上昇し109円前半。写真は米ドル紙幣、2020年5月撮影。(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から上昇し109円前半。アジア株の底堅い展開を背景に円が売られ、9カ月ぶり高値をつけた。

ドルは午前の取引で109.23円まで上昇、昨年6月8日以来の高値を付けた。一時2%超の下げとなった中国株が前日比変わらずの水準まで急速に切り返し、朝方はマイナス圏だった日経平均もプラス圏へ転じたことなどが、円売りの手掛かりになったという。

ブルームバーグは9日、中国政府に関係する複数のファンドが中国株の購入に動いてると伝えた。

米国できょうから行われる総額1200億ドルの国債入札で投資家の需要が弱いことが予想され、結果的に米長期金利が一段高となるとの思惑も浮上している。

「米国債の需給バランスの悪化を映した悪い金利上昇と、追加経済対策の実現による景気回復への期待を反映した良い金利上昇があるが、いずれにせよ、目先は米金利が下がる余地は乏しい」(FXプライムbyGMO、常務取締役・上田眞理人氏)との見方が聞かれた。

ドル/円については、昨年4月の高値109.38円、6月の高値109.85円がチャート上の抵抗線となり得る。ただ、ドルが最近あまり下押しせず、上値を淡々と伸ばしていることに鑑みれば、ドルは徐々に110円方向に向かう公算が大きいと同氏はみている。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 109.17/19 1.1852/56 129.41/45

午前9時現在 108.92/94 1.1848/52 129.07/11

NY午後5時 108.86/91 1.1843/47 129.03/07

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中