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新型コロナで不平等拡大、自動化加速=フィラデルフィア連銀総裁

米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は13日、新型コロナウイルス禍が不平等の拡大や自動化の加速を招いており、米経済がコロナ前の水準に戻るには時間がかかるとの認識を示した。マイアミの飲食店のようす。5月撮影(2020年 ロイター/Marco Bello)
[13日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は13日、新型コロナウイルス禍が不平等の拡大や自動化の加速を招いており、米経済がコロナ前の水準に戻るには時間がかかるとの認識を示した。
ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、労働者の中には再訓練プログラムによる支援が必要な人もいると指摘。「経済が以前の状態に直ちに戻るわけではなく、それは非現実的な考えだ」と述べた。
一部の低所得者は、一段と収入の高い仕事に就くため訓練を受けねばならず、企業間でハイテク技術への依存が進む中、小売りなどの業種で雇用が元の水準に戻る可能性は低いと指摘。とりわけ女性やマイノリティーが中間層へ移行するための支援が必要だとした。