ニュース速報

ビジネス

新型コロナで不平等拡大、自動化加速=フィラデルフィア連銀総裁

2020年11月14日(土)03時04分

米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は13日、新型コロナウイルス禍が不平等の拡大や自動化の加速を招いており、米経済がコロナ前の水準に戻るには時間がかかるとの認識を示した。マイアミの飲食店のようす。5月撮影(2020年 ロイター/Marco Bello)

[13日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は13日、新型コロナウイルス禍が不平等の拡大や自動化の加速を招いており、米経済がコロナ前の水準に戻るには時間がかかるとの認識を示した。

ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、労働者の中には再訓練プログラムによる支援が必要な人もいると指摘。「経済が以前の状態に直ちに戻るわけではなく、それは非現実的な考えだ」と述べた。

一部の低所得者は、一段と収入の高い仕事に就くため訓練を受けねばならず、企業間でハイテク技術への依存が進む中、小売りなどの業種で雇用が元の水準に戻る可能性は低いと指摘。とりわけ女性やマイノリティーが中間層へ移行するための支援が必要だとした。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国国有銀、ドル買い活発化 元相場の安定が狙いか=

ワールド

ノーベル平和賞、ベネズエラの野党指導者に マリア・

ワールド

玉木国民代表「首相務める覚悟ある」、公明の連立離脱

ワールド

イスラエル軍、ガザ一部地域から撤退開始 停戦合意受
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル賞の部門はどれ?
  • 3
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 4
    あなたは何型に当てはまる?「5つの睡眠タイプ」で記…
  • 5
    50代女性の睡眠時間を奪うのは高校生の子どもの弁当…
  • 6
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 7
    史上最大級の航空ミステリー、太平洋上で消息を絶っ…
  • 8
    底知れぬエジプトの「可能性」を日本が引き出す理由─…
  • 9
    いよいよ現実のものになった、AIが人間の雇用を奪う…
  • 10
    米、ガザ戦争などの財政負担が300億ドルを突破──突出…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 3
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 6
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 9
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 10
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 8
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中