ニュース速報

ビジネス

日経平均は反発、米株高を好感 配当権利取りも下支え

2020年09月25日(金)16時11分

 東京株式市場で日経平均は反発。前日の米国株式市場の上昇が好感されたほか、週明けの配当権利最終売買日をにらんで配当権利狙いの買いが活発化し、終始プラス圏での展開となった。写真は東証、2018年10月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 25日 ロイター] -

日経平均

終値 23204.62 +116.80

寄り付き 23217.33

安値/高値 23,154.66─23,272.67

TOPIX

終値 1634.23 -5.81

寄り付き 1634.72

安値/高値 1,629.34─1,636.77

東証出来高(万株) 127479

東証売買代金(億円) 23708.6

東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米国株式市場の上昇が好感されたほか、週明けの配当権利最終売買日をにらんで配当権利狙いの買いが活発化し、終始プラス圏での展開となった。

24日の米国株式市場は荒い値動きの中、反発。このところ下げていた大型ハイテク株が上昇し、安心材料となった。

この流れを受けて日経平均は前営業日比129円51銭高の2万3217円33銭となり、反発してスタート。週末であることから上値に対しては慎重だったものの、外為市場でドル/円が安定したことや、時間外取引で米株先物が堅調に推移したことが株価を支える要因となった。週明けに配当権利が確定するため、権利取りの動きが活発化したとの声も聞かれた。

TOPIXも反発。東証33業種では、倉庫・運輸関連業、ガラス・土石製品、輸送用機器などの26業種が値上がり。空運業、精密機器、保険業などの7業種は値下がりした。

個別では西武ホールディングスが急落し東証1部の値下がり率トップ。同社は24日、2021年3月期の連結業績が630億円の最終赤字に転落する見通しだと発表。配当は中間、期末ともに無配とする。

市場では「景気敏感株や個別株の物色が中心となった。米国の追加経済対策には進展がなく、アジア株などが軟調で積極的に動きづらい地合いとなっているが、国内では新政権に対する期待が持続し、しっかりとしている」(岩井コスモ証券、投資情報センター長の林卓郎氏)との声が聞かれた。

東証1部の騰落数は、値上がり1622銘柄に対し、値下がりが471銘柄、変わらずが83銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

豪11月就業者数は2.13万人減、予想外のマイナス

ワールド

米政府、ルクオイル外国資産の売却期限を来年1月17

ビジネス

米FRB、流動性管理へ短期債購入を12日開始 刺激

ビジネス

中国レアアース輸出許可、フォードのサプライヤーが取
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア空軍の専門家。NATO軍のプロフェッショナルな対応と大違い
  • 2
    トランプの面目丸つぶれ...タイ・カンボジアで戦線拡大、そもそもの「停戦合意」の効果にも疑問符
  • 3
    「何これ」「気持ち悪い」ソファの下で繁殖する「謎の物体」の姿にSNS震撼...驚くべき「正体」とは?
  • 4
    死者は900人超、被災者は数百万人...アジア各地を襲…
  • 5
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキン…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    「正直すぎる」「私もそうだった...」初めて牡蠣を食…
  • 8
    「安全装置は全て破壊されていた...」監視役を失った…
  • 9
    イギリスは「監視」、日本は「記録」...防犯カメラの…
  • 10
    「韓国のアマゾン」クーパン、国民の6割相当の大規模情…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中