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米FRB、ゴールドマン元幹部を業界から追放 1MDB問題で
2月4日、米連邦準備理事会(FRB)は、マレーシアの政府系投資会社「1MDB」を巡る巨額汚職問題に絡み、米金融大手ゴールドマン・サックス・グループの元幹部、アンドレア・ベラ氏を金融業界から永久追放すると発表した。写真はクアラルンプールで撮影された1MDBのロゴ。2015年3月撮影(2020年 ロイター/Olivia Harris)
[ワシントン 4日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は4日、マレーシアの政府系投資会社「1MDB」を巡る巨額汚職問題に絡み、米金融大手ゴールドマン・サックス・グループ
FRBによると、アジア投資銀行部門の共同責任者だったベラ氏は、ゴールドマンが手掛けた1MDBの債券発行におけるマレーシアの実業家ジョー・ロウ被告の関与についての情報開示を怠ったという。
1MDBはマレーシアのナジブ前首相が2009年に設立。米司法省によると、2009年から2014年にかけて1MDB高官らが推定45億ドルの資金を流用した。
マレーシアと米国の当局は、この不正流用の主犯格とされるロウ被告を起訴している。
FRBによると、ベラ氏は自身の不正行為に関するFRBの主張を肯定も否定もせず、今回の追放措置に同意した。
ゴールドマンの広報担当によると、ベラ氏は2018年10月から休職し、最近退社した。





