ニュース速報

ビジネス

中国の長城汽車、米GMのインド工場取得へ 最大3億ドル支払いか

2020年01月18日(土)01時42分

 1月17日、中国の自動車大手、長城汽車は米ゼネラル・モーターズ(GM)からインド西部のマハラシュトラ州にある工場を買い取ることで合意した。写真はインド・タレガオンにあるGMの工場。2012年9月撮影(2020年 ロイター/Danish Siddiqui)

[ニューデリー 17日 ロイター] - 中国の自動車大手、長城汽車(GWM)<601633.SS>は、米ゼネラル・モーターズ(GM)からインドにある工場を買い取ることで合意した。中国国内の需要が鈍る中、インド市場に活路を見いだす。

取得手続きは年後半に完了する見込み。ある関係筋は、長城汽車が工場取得のために約2億5000万─3億ドルを支払うと明らかにした。

長城汽車を工場取得を足掛かりに、向こう1年以内にインドでの生産開始を目指すとみられる。一方、GMは今後インドでの生産から撤退する公算が大きいという。

長城汽車の海外戦略副社長、劉向上氏は「インド市場は急速に成長しており、投資環境は良好で多大な潜在力を秘めている。インド市場への参入は当社の海外戦略にとて重要な一歩になる」と述べた。

GM海外事業部門のブリセット上級副社長は「当該工場での生産停止は、当社の海外戦略に基づく」とした。

中国の自動車メーカーは、国内での販売減速を受けてインドでの生産計画を加速させている。中国自動車最大手、上海汽車集団(SAIC)<600104.SS>は既にインドで生産・販売を行っており、関係筋によると同社の成功がライバル社を刺激しているという。

インドの自動車販売は不振が続いているが、英調査会社のLMCオートモーティブによると、インドは2026年までに中国、米国に次いで世界第3位の自動車市場になると予想されている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

安川電機、今期純利益33%増見込む AI・半導体関

ワールド

エクアドル、対コロンビア関税100%に引き上げ 国

ビジネス

良品計画、今期純利益予想を上方修正 中東情勢「消費

ビジネス

TSMC、第1四半期35%増収 AI需要追い風に市
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡散──深まる謎
  • 4
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 7
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 8
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 9
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 10
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中