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GPIFが外株で貸株を停止、「スチュワードシップ責任と整合性取れず」

2019年12月03日(火)18時46分

 12月3日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、スチュワードシップ責任を踏まえ、株式レンディング(貸株)を停止すると発表した。写真は都内で昨年11月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 3日 ロイター] - 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3日、スチュワードシップ責任を踏まえ、株式レンディング(貸株)を停止すると発表した。現状、GPIFは国内株式での貸株は行っておらず、対象は外国株式となる。

GPIFは株式レンディングについて、所有権が借り手に移転しGPIFの保有に実質的な空白状態が生じることになり「スチュワードシップ責任との整合性を欠くという懸念がある」と説明。また、現行の株式レンディングのスキームでは「貸し出した株式の『最終的な借り手』や『用途』が確認できず、透明性が確保されていないという課題もある」といい、経営委員会で議論した上で株式レンディングの停止を決めた。

債券については、レンディングの停止は検討していないという。

*貸株停止の対象が外国株式であることを明記しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

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