ニュース速報

ビジネス

米国株式市場は小幅高、FOMC後に下げ転換の場面も

2018年02月01日(木)07時21分

 1月31日、米国株式市場は小幅高。取引序盤は買い優勢だったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表後に下げに転じる場面もあった。ニューヨーク証券取引所で26日撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米国株式市場は小幅高。取引序盤は買い優勢だったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表後に下げに転じる場面もあった。米連邦準備理事会(FRB)はインフレ率が今年上昇するとの見方を示し、3月にも利上げを実施する軌道から外れていないことを示唆した。

FRBは金利据え置きを決定したが、「一段の段階的な」利上げは正当化されるとの見解をあらためて示した。

HSBC証券の首席米エコノミスト、ケビン・ローガン氏は「FOMCのメンバーはインフレ上昇見通しに自信を深めている」と述べた。

市場予想を上回った1月の米ADP民間雇用者数も、米経済は堅調とのFRBの見方を裏付けた。

米航空機大手ボーイングが発表した2018年利益見通しが市場予想を上回ったほか、同年の納入機数も過去最高になるとの見通しを示したことで4.9%高となった。

同社はダウ構成銘柄の中で上昇率トップ。同指数の上昇に寄与した。

米フェイスブックは決算発表を受け、引け後の時間外取引で4%超の下げとなっている。

S&P500主要11セクターのうち、S&P情報技術<.SPLRCT>が指数へのプラス寄与度トップだった。

一方、S&Pヘルスケア<.SPXHC>が1.5%安となり、指数の重しとなった。アマゾン・ドット・コム、JPモルガン・チェース、バークシャー・ハザウェイによる米国内の従業員の医療費削減に向けた計画が引き続き材料となった。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.14対1の比率で上回った。ナスダックでは1.61対1で値下がり銘柄数が多かった。

S&P総合500種構成銘柄では、34銘柄が52週高値を更新し、3銘柄が安値を更新。ナスダック総合構成銘柄では82銘柄が新高値をつけ、48銘柄が新安値を付けた。

米取引所の合算出来高は80億5000万株。直近20営業日の平均は71億8000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 26149.39 +72.50 +0.28 26268.17 26338.03 26050.98 <.DJI>

前営業日終値 26076.89

ナスダック総合 7411.48 +9.00 +0.12 7443.25 7453.99 7381.13 <.IXIC>

前営業日終値 7402.48

S&P総合500種 2823.81 +1.38 +0.05 2832.41 2839.26 2813.04 <.SPX>

前営業日終値 2822.43

ダウ輸送株20種 10972.06 +6.65 +0.06 <.DJT>

ダウ公共株15種 699.25 +7.54 +1.09 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1361.50 +11.06 +0.82 <.SOX>

VIX指数 13.54 -1.25 -8.45 <.VIX>

S&P一般消費財 857.88 -2.98 -0.35 <.SPLRCD>

S&P素材 394.50 +0.36 +0.09 <.SPLRCM>

S&P工業 671.32 +2.69 +0.40 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 595.65 -2.43 -0.41 <.SPLRCS>

S&P金融 493.45 +0.54 +0.11 <.SPSY>

S&P不動産 199.90 +4.08 +2.08 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 553.45 +0.48 +0.09 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1019.08 -14.95 -1.45 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 165.00 +0.26 +0.16 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1189.88 +8.65 +0.73 <.SPLRCT>

S&P公益事業 259.07 +2.82 +1.10 <.SPLRCU>

NYSE出来高 11.26億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 23285 + 195 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 23260 + 170 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英HSBC、ネルソン暫定会長が正式に会長就任 異例

ワールド

ハマスが2日に引き渡した遺体、人質のものではない=

ワールド

トランプ氏が台湾保証実施法案に署名、台湾が謝意 中

ワールド

中国新大使館建設、英国が判断再延期 中国「信頼損な
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇気」
  • 2
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 3
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が猛追
  • 4
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 5
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 6
    若者から中高年まで ── 韓国を襲う「自殺の連鎖」が止…
  • 7
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 8
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドロー…
  • 9
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 10
    22歳女教師、13歳の生徒に「わいせつコンテンツ」送…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 10
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中