ニュース速報

ビジネス

前場の日経平均は大幅反落、一時2万円割れ 米株安を嫌気

2017年06月30日(金)12時04分

 6月30日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比219円42銭安の2万0000円88銭となり、大幅反落した。2015年8月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比219円42銭安の2万0000円88銭となり、大幅反落した。前日の米国株安を嫌気した売りが優勢となり、取引時間中としては6月19日以来、9営業日ぶりに2万円の大台を下回る場面があった。

一時270円超安となった後、押し目買いで下げ渋る動きをみせたが、前場後半にドル安/円高が進行すると再び軟化。前引け直前に下げ幅を急速に縮めるなど、荒い動きとなった。

TOPIXも反落。下落率は日経平均が1.09%と、TOPIX(0.88%)を上回った。米長期金利の上昇を受け、メガバンクが小幅に上昇。業種別では鉱業、鉄鋼、銀行、保険の4業種が値上がりした。半面、下落率ではその他製品がトップ。食料品など内需の一角も上位に入った。

東証1部の午前の売買代金は1兆2508億円。日経平均ボラティリティー指数<.JNIV>は一時15ポイント後半まで急上昇し、5月24日以来、1カ月ぶりの高水準を付けた。

日経平均は25日移動平均線(1万9999円29銭=30日前場)をわずかに上回って前引けとなった。「5月下旬や6月中旬と同様、25日線近辺で下げ止まるだろうとの見方が出ている。米国株は大して調整が進んだ訳ではないが、来週は米経済指標の発表が相次ぐため、動きにくい局面が続きそう」(証券ジャパン・調査情報部長の大谷正之氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり357銘柄に対し、値下がりが1536銘柄、変わらずが128銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国、日本など45カ国のビザ免除措置を来年末まで延

ビジネス

MUFG主導の気候金融ファンド、6億ドル調達

ビジネス

米財務省、第4四半期借入額見通しは5690億ドルに

ビジネス

米株式市場はAIブームの限界を見落とし=ブリッジウ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中