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モルガン・スタンレー第4四半期黒字転換、費用急減で

2016年01月20日(水)04時44分

 1月19日、米モルガンSが発表した第4・四半期決算は黒字転換した。写真はニューヨークで昨年1月撮影(2016年 ロイター/Mike Segar)

[19日 ロイター] - 米モルガン・スタンレー(モルガンS)が発表した第4・四半期決算は黒字転換した。法務費用が急減したほか、補償費用も減った。

株価は一時4.5%値上がりする場面もみられた。その後は0.5%高の26.10ドルで推移。

普通株主帰属の利益は7億5300万ドル(1株当たり0.39ドル)。前年同期は17億5000万ドル(同0.91ドル)の赤字だった。

会計上の調整分を除く1株利益は0.43ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均は0.33ドルだった。

トレーディング事業の人員削減に伴い、非金利費用の総額が41%減少した。補償費用は28.5%減った。

ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は声明で「2016年は、社内横断的な支出管理や、株主へのリターン増加に引き続き力を入れる」とした上で、外部委託(アウトソーシング)を増やすことなどで今年さらに10億ドル程度の削減を目指す考えを示した。

調整後の純収入は4.3%減の78億6000万ドル。大半の主要事業で収入が減った。

トレーディング収入は1%近く増え、14億7000万ドル。債券や商品トレーディング部門の収入が8.2%減ったが、株式トレーディング関連部門の収入が11.7%伸びた。

*内容を追加して再送します。

ロイター
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