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米当局、フィアットのリコール対応は不適切と判断=文書
6月18日、米道路交通安全局(NHTSA)が自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズについて、リコール(回収・無償修理)への対応が不適切だったとする「暫定的な」結論を下したことがロイターが17日に入手した文書で明らかになった。ロサンゼルスで2014年10月撮影(2015年 ロイター/Mario Anzuoni)
[ワシントン 17日 ロイター] - 米道路交通安全局(NHTSA)が自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)
文書は官報に掲載されるが、まだ最終版ではない。
NHTSAは同社がリコールを迅速に行わなかったり、車の所有者に知らせなかったりしたほか、問題を当局に通知をしなかったとして強い調子で非難した。
また7月2日の公聴会で取り上げるリコールの件数を20件から22件に増やすとしている。
フィアット・クライスラーがリコールに関する法的義務を怠ったと当局が判断した場合、同社は7億ドル以上の罰金支払いや対象車の買い戻し、交換を求められる可能性がある。
NHTSAとフィアット・クライスラーは取材の要請に応じていない。
問題となっているリコールは1100万台以上の乗用車とトラックが対象となっている。しかしNHTSAによると、4月末時点で全体の2割程度しか修理が完了していない。





