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独4月輸出・鉱工業生産、予想を大幅に上回る伸び

2015年06月08日(月)17時50分

[ベルリン 8日 ロイター] - 8日に公表された4月のドイツの輸出と鉱工業生産はいずれも予想を上回る伸びとなり、第2・四半期の独経済が幸先の良いスタートを切ったことを示す格好となった。

ドイツ連邦統計庁が発表した4月の貿易統計によると、輸出(季節調整済み)は前月比1.9%増となり、ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.1%増を大幅に上回った。輸出の増加は3カ月連続。

一方、輸入は0.5%増の予想に反して1.3%減少した。

この結果、貿易黒字は223億ユーロに拡大した。

ドイツ経済省が発表した4月の鉱工業生産は前月比0.9%増加し、市場予想の0.5%増を上回った。3月は0.4%減だった。

INGのエコノミスト、カーステン・ブルゼスキー氏は「工業部門の停滞が終了したことをこの日の指標は示している」と分析し、第2・四半期は好調な滑り出しとなったと述べた。

同氏は欧州中央銀行(ECB)の超低金利政策、ユーロ安、比較的低水準の原油相場、力強い国内の労働市場などにより、独経済は一定の成長が期待できるとの見方を示した。

ベレンバーグのエコノミスト、クリスチャン・シュルツ氏も「ドイツの輸出業者にはユーロ安と世界的な需要回復の追い風が強まりつつある」と指摘した。

*内容を追加します。

ロイター
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