ニュース速報

日経平均は小反落、米国の対メキシコ関税問題などで売買手控え

2019年06月06日(木)16時04分

[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小反落となった。指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983.T>やソフトバンクグループ<9984.T>などが買われ、プラス圏で推移する時間が長かったが、前日大幅高の反動もあり大引けにかけて利益確定売りに押された。米国とメキシコによる移民・制裁関税を巡る協議や、週末の米雇用統計などを見極めたいとして様子見姿勢の投資家が多く売買は低調。日経平均は終日狭いレンジで推移した。

TOPIXは0.34%安で取引を終了。東証1部の売買代金は1兆8427億円と薄商いだった。東証33業種では、空運、情報・通信、ゴム製品などが値上がり率上位にランクイン。半面、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼などが軟調だった。ファーストリテとソフトバンクグループの2銘柄で日経平均を約98円押し上げた。

市場では「4―6月期企業業績が厳しい内容となる可能性があり、強気になりにくい。業績の先行きが読めない中ではポジションの入れ替えも難しく、逆張り的な売買が中心にならざるを得ない」(東海東京証券・機関投資家営業部部長の静間康禎氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、楽天<4755.T>が反発。5日、楽天グループの楽天ペイメント(東京都世田谷区)と東日本旅客鉄道(JR東日本)<9020.T>がキャッシュレス化で連携すると発表したことが材料視された。半面、日産自動車<7201.T>が反落した。欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は5日、仏ルノーに対する統合提案を取り下げると発表。市場では両社の経営統合が日産にとってプラス材料と受け止められていたため、失望売りに押された。

東証1部の騰落数は、値上がり649銘柄に対し、値下がりが1400銘柄、変わらずが92銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20774.04 -2.06

寄り付き    20745.84

安値/高値   20745.84─20842.28

TOPIX<.TOPX>

終値       1524.91 -5.17

寄り付き     1526.54

安値/高値    1524.66─1532.19

東証出来高(万株) 106841

東証売買代金(億円) 18427.93

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB、慎重な対応必要 利下げ余地限定的=セントル

ビジネス

今年のドル安「懸念せず」、公正価値に整合=米クリー

ワールド

パキスタン、自爆事件にアフガン関与と非難 「タリバ

ビジネス

今年のドル安「懸念せず」、公正価値に整合=米クリー
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 5
    中国が進める「巨大ダム計画」の矛盾...グリーンでも…
  • 6
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 7
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編…
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    「ゴミみたいな感触...」タイタニック博物館で「ある…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中