バルト海の軍事バランスが大きく変化

2028年までにスウェーデンに新型潜水艦が配備されれば、こうした能力も向上する。ブランズ氏によれば、「A26」と呼ばれる新型艦は、艦や乗員を危険にさらすことなく、水中遠隔操作機(ROV)や潜水戦闘員、そして自動操縦型機を展開できる。

「任務によっては、パイプラインやデータ通信ケーブルを保護するROVを展開したり、夜に紛れて潜水戦闘員を上陸させるなど、あらゆる可能性が考えられる」

こうした能力があれば、スウェーデンがバルト海の往来を制御できる余地が高まる。

国際戦略研究所のニック・チャイルズ上級研究員(海軍・海上安全保障)は、「ドイツを筆頭に、スウェーデンとフィンランドの新たな参加も含めた全戦力を計算すると、バルト海の軍事バランスは本当に大きく変化した」と語る。

「ロシアのバルト艦隊の自由な活動は非常に困難になるだろう」とチャイルズ氏は言う。

「とはいえ、NATOにとってはそれでも脅威となり得る存在だ」

(Anne Kauranen記者、Johan Ahlander記者、翻訳:エァクレーレン)

[ロイター]
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