<地方から都会に出てきてファッションや自撮りに興じる若い戦闘員たちが、強面タリバンのイメージを傷つける>

アフガニスタンを実効支配するタリバン政権の国防相は、タリバンの若い戦闘員たちがファッションやセルフィーに気を取られるなど風紀が緩んでいることを憂慮、タリバンのイメージを「傷つける」と叱責した。

マウラウィ・モハマド・ヤクーブ暫定国防相は23日に行った演説で、戦闘員たちを激しく叱責した。カブールで観光やアトラクションを楽しむ若いタリバン兵の写真がネットで拡散されたのだ。タリバンには、農村や山岳部育ちでこれまで都市で遊んだ経験などない若者が多い。それが「大都会」のカブールに出てきたのだからむしろ当然のなりゆきだろう。

<動画>ジムや遊園地ではしゃぐタリバン戦闘員

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、「与えられた任務に専念せよ」と、モハマド・ヤクーブは戦闘員たちに警告した。「お前たちは殉教者の血で作られた私たちのイメージを傷つけている」

若い戦闘員がタリバン幹部と撮った記念写真も拡散しており、構成員の安全を損ないかねない行為だと、モハマド・ヤクーブは息巻いた。

ひげを剃ったり髪をカットしたりおしゃれにも熱心で、衣服もイスラム法の定めに反していることもあるという。

流行のファッションを自慢

最近の写真では、最先端のヘアスタイルや流行の服、サングラスやハイトップのスニーカーなどを見せびらかす様子が見られ、厳格な保守派のリーダーたちから厳しい批判を招いている。

「これは、軍閥リーダーや暴力組織がやることだ」と、モハマド・ヤクーブは言った。「われわれがこのような行動を続ければ、神が許さない。われわれはイスラムの制度を失うだろう」

タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧し、国の実権を握ったのは、今年8月15日。その後全国から何千人もの若いタリバン戦闘員が出てきてカブールに配備された。

政権奪取以来、タリバンの戦闘員は1990年代の最初のタリバン統治時代を彷彿とさせる暴力的な行為をたびたび行ってきた。

9月25日には、西部の都市ヘラートの中央広場でクレーンから犯罪容疑者の遺体をつるしたことが報じられた。AP通信によると、これはタリバンが政権を取って以来、初めての公開処刑とみられている。

公開処刑復活の可能性も
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