ホラー映画に登場する恐ろしい怪物たち。軽快な音楽に合わせて次々と画面が切り替わり、やがて映し出されるのは、連邦捜査官に連行される人々の姿だ。

ハロウィーンの演出に使われているのは、映画の架空の怪物だけではない。実際に移民が拘束される場面も、娯楽映像のように編集されている。

アメリカの移民・税関捜査局(ICE)が10月31日、公式Xなどに投稿したハロウィーン映像が物議を醸している。

投稿に添えられたメッセージは、「ICEの友人たちから、ハッピー・ハロウィーン」というものだった。

約1分間の映像は、マイケル・ジャクソンの代表曲「スリラー」に合わせて展開する。

冒頭には、ホラー映画『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーや『13日の金曜日』のジェイソン、『IT』のピエロ「ペニーワイズ」などが登場。

その後、「ICEのハロウィーン・スペシャル」といった趣旨の文字が現れ、ICEによる移民の摘発・拘束場面へと切り替わる。

捜査官に連行される人々や、収容施設の床に座り込む男性たちの姿が映し出されるほか、殺人容疑で指名手配されていたとICEが説明する男性の拘束場面も登場する。

さらに、カボチャやゾンビの映像を挟み、最後は緑色の宇宙人に手錠をかけるICE職員のイラストなどで締めくくられる。

投稿には賛否両論の反応が寄せられた。

ICEを支持する人々からは「かなり面白い」「ハロウィーンは祝わないが、この映像は気に入った」といった声が上がった。

一方、批判する側からは、移民をホラー映画の怪物と同列に扱っているとして、非人道的だとの指摘が相次いだ。

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