ウォーキングの健康効果について長年注目されてきた要素は「1日の歩数」だった。だが新たな研究によれば「歩く速さ」も歩数と同じぐらい重要かもしれない。

学術誌ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディスンに発表された研究は、調査開始時の平均年齢が61.5歳の成人約6万5000人のデータを分析。その結果、速めのペースで歩く人は一般に推奨される歩数目標に届かなくても、早期死亡のリスクを大幅に減らせる可能性があることが分かった。

「1日の歩数については、全ての人に当てはまる単一の目標があるわけではない」と研究報告の共著者で豪モナーシュ大学のニコラス・コーメル博士は言う。「健康状態や働き方、生活環境は人によって大きく異なり、そのため1日に多くの歩数を達成するのがどれぐらい現実的かも違う」

研究では、イギリスの40~69歳の成人約50万人の健康情報を集めたデータベース「UKバイオバンク」に登録する6万4743人に7日間、活動量計を着けてもらい、その後の健康状態を追跡。1日の歩数だけではなく、1分間に何歩歩いたかで測る「歩行強度」にも注目。歩数と速さの組み合わせが死亡リスクとどう関係するかを分析した。

死亡リスクが最も低かった歩数とペースは?
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