※連載「トランプのアメリカはどこへ向かう」では、11月の中間選挙をはじめ、国内政治から経済、外交・安全保障まで、トランプ政権の動向と世界や日本への影響を読み解きます。
世論調査とメディアの報道が正しければ、民主党は下院で歴史的な勝利を収め、上院でも過半数を取る可能性がある。この中間選挙に私たちは勝ちつつある。
世論調査の結果は明らかだ。全米の有権者は、経済への不満を民主的な選挙制度を通じて表明し、ドナルド・トランプ大統領に背を向け始めている。進歩派候補の勝利は、国じゅうに広がる不満の表れだ。
有権者は今回、私たちに信任を与えるかもしれない。問題は、手にした権力をどう使うかだ。
従来の政治に戻るだけでは不十分だ。有権者は言い訳に我慢してくれないし、「政治とはそういうもの」という決まり文句にも納得しないだろう。
人々が夜も眠れないほど心配している問題に本気で取り組まなければ、政治の仕組みは機能しておらず、ワシントンでは何も変わらないという不信感を強めることになる。
次のページ