Sheila Dang
[ヒューストン 30日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルが30日発表した第3・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。米国とイスラエルによる対イラン戦争や、ウクライナによるロシアの製油所への攻撃で精製マージンが急拡大し、利益を押し上げた。
調整後の1株利益は4.23ドルと、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の4.08ドルを上回った。
第3・四半期決算の詳細は以下の通り。
• 調整後利益は175億ドルとなり、アナリスト予想平均の166億ドルを上回った。
• 上流部門の調整後利益は73億ドルと、前期比20%減少した。指標となる北海ブレント原油の価格が前期を下回ったことが響いた。
• 中東各地での戦闘とロシア・ウクライナ戦争で燃料の生産設備が稼働できなくなり、世界的に軽油の供給不足が生じている。これに伴う燃料価格の上昇で、欧米の石油大手は軒並み利益が急増した。
• 下流部門の調整後利益は、精製マージンの拡大により120%増の90億ドルとなった。
• エクソンの生産量は石油換算で日量450万バレルと、ほぼ横ばいだった。
• 特殊製品部門の調整後利益は32%増の13億ドルだった。
• 同社は配当として43億ドルを支払い、51億ドル相当の自社株買いを実施した。
• 2027年の自社株買い計画を200億ドルと発表した。26年と同額となる。
• 米メキシコ湾岸の製油所では、軽油生産量が過去2番目の高水準に達し、原油処理設備の稼働率も100%だった。