Kentaro Okasaka

[東京 30日 ロイター] - 双日の植村幸祐社長は30日の記者会見で、レアアース(希⁠土類) の調達に関し、イットリウムを含めた中重希土類はマレーシアで提携先企業の工場拡張が進んでいると説明し、「即座の対応とはならないが、来年後半以降の供給のめどが立つという話を関係者や需要家としている」と明らかにした。

双日は、オーストラリアのレアアース大手ライナス・レアアースと提携し、オーストラリアで採掘されたレアアースをマレーシアの精錬工場で分離・精製した製品を調達している。

イットリウムを巡っては、日本の在庫が数カ月中にも枯渇する可能性があるとの一部報道について、赤沢亮正経​済産業相‌が23日の会見で「数カ月のうちにわが国全体で不足をするといった事実関係にはない」と否定。その上で「イットリウムを含むレアアースは自動車や半導体といった幅広い産業を支える重要な原料だ」とし、強靭な供給網構築に向けた施策に取り組んでいると説明している。

植村社長は、輸出規制を続ける中国の影響で、一部のレアアースでは市況が上昇していると指摘。その上で、「市況が高い低いということよりも、需要家のニーズに応えることを最優先に取り組んでいる」と述べた。昨年来、米豪など中国以外のサプライチェーン(供給網)を確保、強靭化しようという動きの中で「協議を重ねながら、いろんなサプライソースの可能性を検討している」とし「新たな鉱山の確保もいくつか今、候補を絞っている段階だ」と説明した。

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