重要な基盤ソフトウエア

PHPはウェブサイトの動作に使われるプログラミング言語。訪問者がページを読み込むと、PHPを稼働させるサーバーがコンテンツを組み立て、ブラウザーに送信する。ボランティアが保守する無料のオープンソースソフトウエアだ。

ウェブ技術調査会社W3Techsによると、プログラミング言語を特定できるウェブサイトのうち約75%でPHPが使われており、この普及度の高さが専門家の懸念を招いている。キングス・カレッジ・ロンドンの客員上級研究員ルカシュ・オレイニク氏は、ここ数週間に拡大しているAI支援型のハッキングが、未修正のサーバーに甚大な被害をもたらす恐れがあると指摘した。

オレイニク氏は「規模が極めて大きい。AIを使えば、悪用は瞬時に起きる可能性がある」と語った。

オランダでは、国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)に続き、ロッテルダム港、政府ポータル「Overheid.nl」、サッカー協会(KNVB)、国内主要5政党のウェブサイト、複数の病院サイトなどが、公開しているサイトをオフラインにした。

デンマークの自治体向けIT企業コンビットは、全国的な学校連絡プラットフォームを含む複数のサービスを停止したと明らかにした。

混乱はフィンランドでさらに広範囲に及び、国営ITサービス事業者バルトリは、政府の公衆ネットワークサービスを「予防措置として」オフラインにしたと説明した。

フランスの内務省は、同省の全てのウェブサイトを予防的な保守作業のため停止したと明らかにした。

[ロイター]
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