Hiroko Hamada

[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比1.09%(703円81銭)安の6万3917円43銭となった。米半導体製造装置メーカーのラム・リサーチ株が決算発表後の時間外で下落したことを受けて、AI(人工知能)・半導体関連株が売られ、相場の重しとなった。前場終盤には下げ幅を拡大し、節目の6万4000円を割り込んだ。

・日経平均は前営業日比0.13%安でスタートした後、プラス転換したが、再びマイナス圏に沈んだ。

・22日朝に公表されたラムリサーチの決算を受けて、同社株は時間外取引で下落。東京市場でも半導体関連株を中心に売りが強まる。個別では、東京エレクトロン、アドバンテストなど寄与度の高い銘柄が軟調。

・日経平均は前場終盤に1.14%(738円)安の6万3882円77銭まで下落。TOPIXは小幅安。

・物色面では、サイバーセキュリティ関連株が大幅高。ウェブサイトの動作に使われるプログラミング言語PHPの深刻な脆弱性が公表されたことを受け、思惑買いが広がった。

・TOPIXは0.28%安の4032.22ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆1191億9300万円。

・東証33業種では、保険、サービス、鉱業など20業種が値上がり。非鉄金属、ガラス・土石製品、銀行など13業種が値下がりした。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが776銘柄(50%)、値下がりは721銘柄(46%)、変わらずは55銘柄(3%)。

<東海東京インテリジェンス・ラボ シニアアナリスト 澤田遼太郎氏>

「足元のマーケットは弱気に傾いており、半導体関連株はネガティブな材料に大きく反応しやすくなっている。一番の支えは決算の期待感だが、相場のムードが弱気な上、投資家の期待も高く、決算が良くても素直に買われるかは不透明」

「PHPの脆弱性の問題は、今のところ株式市場全体を押し下げるほどのネガティブな材料にはなっていないとみる。ただ、一部企業ではサービスを停止する事態となり、上値を抑える要因として意識されているのではないか」

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。