AIで欠陥発見

サイバーセキュリティー企業2社がそれぞれ公表した報告によると、PHPの欠陥はAIを使って発見された。米セキュリティー企業のカリフはブログへの投稿で、8月1日に大規模言語モデルの支援を受けて欠陥を発見し、修正に取り組んできたと説明した。アルファベット傘下のウィズもブログへの投稿で、自律型AI脆弱性調査ツールに加え、グーグルとオープンAIのモデルを使って発見したと明らかにした。

ウィズによると、脆弱性はPHPのコードに10年以上潜んでおり、人間のハッカーが悪用するには極めて複雑な作業が必要だったという。

同社は「AI以前は、こうした手作業の実行は難しく、規模を拡大することはさらに困難だった」と指摘。「AIがあれば、もはや障壁ではない」と記した。カリフとウィズは、発見に当たり相互に連携するとともに、PHPの開発者チームやオープンAIと連携したと説明した。

ホワイトハウスは声明で、16日に欠陥について報告を受けたと明らかにした。

アマゾンのセキュリティー責任者CJ・モーゼス氏は21日夜のブログ投稿で、同社のセキュリティーチームが、公表の4日前に当たる10月17日、おとりシステム「ハニーポット」の一つに対して脆弱性を悪用しようとする試みを検知したと明らかにした。

モーゼス氏によると、この試みは匿名のインターネットアドレスから行われており、悪意ある攻撃者による活動だったことが示唆されるという。情報解禁前に攻撃者がどのように欠陥を知ったのかは不明だとした。

21日にも、情報解禁前に複数の攻撃者による試みが続いた。アマゾンは、こうした試みが実際のウェブサイトに対して成功したかどうかは依然不明とした一方、欠陥は「現在、実際の攻撃で広く悪用されている」と説明した。

重要な基盤ソフトウエア