Yantoultra Ngui Shi Bu

[香港/北京 21日 ロイター] - 中国の藍仏安財政相は21日、香港で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)財務相会合の閉幕に合わせて記者会見し、外部からのリスクや課題に対処するため、参加各国・地域がマクロ経済政策に関する意思疎通と協調を強化することで合意したと明らかにした。

「全てのメンバーがマクロ経済政策の健全性を高めるべきという点で合意した」と説明。閣僚らは、不確実性に適切に対処し、地域の経済・金融の安定を守るため、財政・金融システムを強化することにも合意したという。

人工知能(AI)やその他の新興技術が生産性を高め、新たな成長源を支える可能性があると指摘。また、会合では、家計支援のための財政政策、デジタルインフラの資金調達、金融アクセス、若手の金融専門家向けの機会や交流についても成果が得られたと述べた。

家計への支援や人材への投資が、家計支出、内需、生産性を押し上げ得るとしたほか、各政府は財政規律を維持し、持続可能な公的財政を確保する必要があると付け加えた。

これとは別に、貿易や経済的連結性を支援し、経済機会を拡大することを目的とした、アジア太平洋地域のデジタルインフラ資金調達に関する政策声明が発表された。

声明は「われわれは加盟経済体に対し、信頼性が高く、アクセスしやすく、拡張性があり、信頼され、安全で、強靭なデジタルインフラを整備し、デジタルリテラシー・スキルを向上させ、相互運用性およびクロスボーダーのデジタル接続性を促進し、アジア太平洋地域のデジタルトランスフォーメーションを加速させることを奨励する」と述べている。

また、閣僚らは、イノベーションの促進とリスク軽減を図るため、公共部門、民間部門、多国間開発銀行間のより深い連携を求めたという。

声明では、各政府は支援的な政策・規制環境を整備すべきであり、民間企業は資本を提供し、新たな資金調達手法を開発すべきで、多国間開発銀行はプロジェクトの準備を支援し、投資を誘致すべきとされた。

シンガポールのジェフリー・シオウ第2財務相は、長期化する紛争、地政学的分断の深刻化、AIによる生産性向上が期待を下回ることが、世界経済の成長にとってリスクになっていると指摘。APECが産業パートナー、技術プロバイダー、研修機関を結集させることで、中小企業によるAI活用を支援できると述べた。

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