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[17日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカは、特定の種類の肺がん治療向けに開発する「ボルルストミグ」と化学療法を併用する後期臨床試験を終了すると発表した。同社は治験の失敗や中止が相次いでおり、開発パイプラインには厳しい視線が向けられている。

この決定は独立データ監視委員会の勧告に沿ったもの。同委員会はボルルストミグと化学療法を併用した場合、競合する米メルクの主要製品である免疫療法「キイトルーダ」と化学療法の併用と比較して、患者の生存期間の延長や病状の悪化防止に効果が望めないとの結論を下していた。

アストラゼネカに対する投資家の信頼は、心臓病を対象とした「ワイヌア」の後期臨床試験の想定外の失敗、乳がん治療薬「カミゼストラント」が試験設計を理由に米規制当局から却下されたこと、希少疾患治療薬「ユルトミリス」の後期試験の失敗など、相次ぐ挫折によって損なわれてきた。

一方、アストラゼネカは他の二つの肺がん治療の後期臨床試験で良好な結果が得られたと報告。「タグリッソ」と「オーパシス」の併用療法、および第一三共と共同開発した「エンハーツ」のいずれも主要評価項目を達成した。

広報担当者によると、打ち切られた試験はボルルストミグのピーク時売上高予測の約20%を占めていたものの、同社が2030年までに目指す年間売上高800億ドルの達成には影響がないと説明した。同社はこれまで、ボルルストミグのピーク時の売上高が50億ドル超になると予測していた。

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