Yusuke Ogawa

[東京 13日 ロイター] - 8月のロイター企業調査で、今年度の国内投資額の見通しを聞いたところ、約4割が昨年度に比べて「増やす」と答えた。高市早苗政権は経済成長戦略として、2040年度の国内民間投資を250兆円に拡大する目標を掲げている。足元の円安傾向も支えとなって、企業の積極投資の姿勢は今後さらに強まる可能性がありそうだ。

調査は7月29─8月6日に実施。510社に発送し、219社が回答した。

海外への投資よりも、「国内を重視する」との答えは82%だった。「国内生産の受注が増えている」(化学)や「高市政権の成長戦略が影響した部分もある」(機械)、「中東問題に伴って、海外情勢が不安定なため」(非鉄金属)などの回答が寄せられた。

「円安の状況を考慮すると、海外投資をする意義があまり見込めない」(機械)といった声もあった。

生産の国内回帰や使用部材の国産品への変更予定については、「ある」と回答した企業の割合は13%だった。理由(複数回答可)を尋ねると、「調達の安定性確保」が58%で最も多く、「品質の維持・確保」(50%)、「円安によるコスト高を削減するため」(46%)が後に続いた。

もっとも、生産拠点の再編などには時間がかかることもあり、現時点では「ない」が48%を占めた。

(小川悠介 グラフィックス作成:照井裕子 編集:内田慎一)

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