Noriyuki Hirata

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比553円84銭高の6万7524円06銭で取引を終えた。夏休みで参加者が少ない「夏枯れ」が意識された。米消費者物価指数(CPI)の公表を控えているほか、中東情勢を巡る楽観論が後退したことも模様眺めを強めた。円金利が上昇する中、金融株はしっかり。TOPIXは史上最高値を更新した。

日経平均は朝方に一時マイナスとなった後、人工知能(AI)・半導体関連株や好決算銘柄が物色されプラスに転じた。昼休み時間に韓国KOSPIが上げ幅を拡大すると追随する形で徐々に水準を切り上げた。テクニカル面では、5日移動平均線が25日線を上抜け、上昇トレンドへの転換を示唆する「ゴールデンクロス」が形成されたことは投資家心理を支援した。

TOPIXは史上最高値を更新。日銀の早期利上げへの思惑が継続する中、銀行や保険はしっかりで、日銀トレードの様相も意識された。ただ、「基本は夏枯れ。(銀行株高は)他に手がかりがないため、とみることもできる」(フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッド)との声があった。東証プライムの売買代金は10兆円にとどかず「参加者は限定的で商いが薄い。多少の需給で上下しやすくなっている」(増沢氏)という。

TOPIXは0.94%高の4139.00ポイントで取引を終え史上最高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比0.93%高の2134.73ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆4421億4500万円で薄商いだった。東証33業種では、値上がりは非鉄金属や銀行、鉱業など21業種、値下がりはゴム製品や海運、空運など12業種だった。

韓国メモリー株が堅調な中、キオクシアホールディングスは大幅高。フジクラはしっかりだった。三井住友フィナンシャルグループは堅調だった。一方、前営業日に決算を発表したサンリオは急落。ファーストリテイリングやニトリホールディングスは安かった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3日続伸し、1.15%高の745.68ポイントだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが983銘柄(63%)、値下がりは530銘柄(34%)、変わらずは43銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 67524.06 553.84 66994.05 66,735.76

─67,569.3

6

TOPIX 4139.00 38.39 4120.04 4,101.40─

4,139.24

プライム指数 2134.73 19.77 2125.92 2,115.43─

2,134.81

スタンダード指数 1673.29 7.54 1667.56 1,664.68─

1,673.29

グロース指数 955.49 10.72 946.39 945.16─95

5.49

グロース250指数 745.68 8.51 738.58 737.44─74

5.68

東証出来高(万株) 252278 東証売買代金(億円) 94421.45

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。