「人食いバクテリア」と呼ばれるビブリオ・バルニフィカス感染症について、アメリカの各州が注意を呼びかけている。ルイジアナ州とフロリダ州では相次いで感染者が死亡した。
ルイジアナ州では今年に入り、ビブリオ・バルニフィカス感染症が9例報告された(8月8日現在)。州衛生局によると、9人全員が入院し、うち5人が死亡している。過去10年は、年間の症例は平均7例、死者1例で推移していた。
同州で確認された9人の感染はいずれも傷口が海水に触れたことに関係していて、全員に基礎疾患があった。衛生局は住民に対し、水温が上昇して細菌が増える季節は特に、海水や河口付近の水などに傷口をさらさないよう注意を呼びかけている。
一方、フロリダ州では今年に入って12人の感染が確認され、1人が死亡した(8月8日現在)。地元放送局のFOX 13タンパベイによると、これで両州を合わせた死者は6人になった。フロリダ州で死亡したのはパームビーチ郡の住民で、同州でビブリオ・バルニフィカス感染症による死者が出たのは今年に入って初めてだった。
ビブリオ・バルニフィカスは沿岸部や河口付近の水中に自然発生する細菌で、一般的に水温が上昇する5月から10月にかけて増殖する。傷口が開いた状態で海水や河口付近の水に触れたり、カキなどの魚介類を生または十分加熱せずに食べたりすると、感染することがある。
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