太古の火山跡の頂にそびえるエジンバラ城。欧州でも最も古い要塞の一つであるこの城で昨夜、技術革新の最前線に立つ閣僚や投資家、起業家らを招いた特別な晩餐会が開かれた。

出席者には、台湾の半導体製造大手TSMC取締役マイク・スプリンター、イタリアの防衛大手レオナルドの英国戦略担当責任者、アリステア・マクファーランド、営業支援AIソフトを手掛ける米コーラスAI創業者のロイ・ラーナニ、スコットランド政府の経済開発機関スコティッシュ・エンタープライズの最高経営責任者(CEO)、エイドリアン・ギレスピーらが名を連ねた。

招待客は、陽光に包まれたクラウン・スクエア(中央広場)からバグパイプの演奏に導かれて大広間へと案内された。

AIやロボティクスをテーマとする業界カンファレンス「ワールド・オブ・トゥモロー」初日の会場として、この場所には象徴的な意味があった。スコットランドは次の産業革命を、傍観するのではなく自ら形作る側に回りたいという意思を示したのだ。

その強みは地理や歴史だけではない。AIやロボティクス企業が政府や大学、投資家、産業界と緊密に連携できる、小規模ながらも高度に発達したエコシステムにある。

著名なスコットランド人シェフ兼レストラン経営者のトム・キッチンが腕を振るう伝統料理に、国民的詩人ロバート・バーンズの詩の朗読やハープの演奏など、スコットランドの伝統を強く打ち出した内容となった。

サッカーのスコットランド代表サポーター「タータン・アーミー」が世界中で人気を集めるなか、エジンバラ城からのメッセージは明確だった。スコットランドは次世代の産業技術を担う存在として世界に存在感を示したい、というものだ。

米AIロボティクス企業が主催
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