アメリカ魚類野生生物局(FWS)が規定を改定して「貝類・甲殻類(Shellfish)」を再定義した。改定後は、外殻がないイカやタコのような動物も貝類・甲殻類に分類される。
新規定は6月23日の官報で公表された。当局によると、現代の科学的知見や業界の慣行に合わせて連邦規則集の文言を改訂している。
変更に伴いイカやコウイカ、タコなどの頭足類も、規定上は「貝類・甲殻類」になる。これで分類に関するあいまいさが解消されると同局は説明する。そのあいまいさのためにこれまでは、軟体動物や関連種の扱いをめぐり、アメリカの港湾や輸出入の現場で一貫性を欠く状況が生じていた。
改定後の規定は2026年7月23日に発効する。
これまでの連邦規定ではShellfishを「殻を持つ軟体動物」と定義していたが、この定義が時代遅れになり、生物学的な分類とも一致しなくなったという。
改訂後のShellfishは、「軟体動物門に属する水生無脊椎動物」と定義される。つまり、カキやアサリ、ハマグリなどに加えてイカやタコのような軟体動物も、エビ、カニのような甲殻類もShellfishになる。
今回の大きな変更点は、「殻を持つ」という文言が削除されたことにある。従来はこの文言があったために、頭足類は軟体動物に分類されながらもShellfishからは除外されていた。頭足類は、殻が体内にあったり退化したりして外殻を持たないことから、アメリカの港湾や野生生物の取引の現場で規定上の扱いがあいまいになっていた。
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