イスラエルとレバノンの親イラン武装組織ヒズボラが、現地時間19日午後4時(1300GMT)からの停戦で合意した。レバノンでの戦闘激化により、イラン戦争終結に向けた暫定合意の先行きに不透明感が漂っていた矢先のことだった。
一方、19日に予定されていたスイスでの米イラン協議は中止された。ホルムズ海峡再開を確実にするための交渉時期について、新たな不透明感が生じる結果となった。
ホワイトハウスは中止の理由を詳述しなかったが、18日夜の声明で交渉手続きは「これまで決して単純でも予測可能でもなかった」と説明した。
トランプ米大統領はその後、NBCニュースに対し、イスラエルと協議し停戦に合意するよう要請したと明らかにした。
NBC記者がXに投稿したところによると、トランプ氏は「時には冷静になって頭を使う必要がある」と発言した。同記者によると、大統領はネタニヤフ・イスラエル首相と直接話したかどうかについては明言を避けた。
米政府高官によると、米国とカタールの交渉担当者がイランの協力を得てイスラエルとヒズボラとの合意をまとめたという。
ヒズボラ関係筋2人とイスラエル高官も、ロイターに対し停戦を確認した。
レバノンの治安筋2人によると、イスラエルは停戦発効後の最初の1時間に10数回の空爆を実施したが、午後5時以降は記録されていない。
レバノン保健省は、19日未明以降のイスラエル軍の攻撃により47人が死亡、97人が負傷したと発表した。一方、イスラエル軍はレバノンでの事案で兵士4人が死亡したとしているが、詳細は明らかにしていない。
レバノンでの紛争は、その終結が米イラン間のより広範な合意の条件となっているため、交渉に影響を及ぼす可能性がある。