アスリートを強くする究極の方法
この身体トレーニングシステムは、ローマ帝国崩壊後も受け継がれた。アスリートを強くする究極の方法は、体重を操ることにある。それは、人類の歴史のほとんどを通じての公然の秘密であり、戦士から戦士へと伝えられていく情報になった。
何世紀もが過ぎた頃、そのトレーニングシステムは、遠く、ビザンチウムとアラビアの軍事キャンプで生きながらえていた。十字軍の遠征があり、今度は、十字軍の兵士たちがヨーロッパにそのシステムを逆輸入することになる。
戦争に明け暮れ、強靭さに関する知識に飢えていたヨーロッパに、半ば忘れ去られていたトレーニング技術が復活したのだ。
これらの古いトレーニング法は、軍事的に必要とされたことでルネサンスを生き抜き、その後、日々の糧を得るために、村々や市街地、王宮で離れ業を演じる吟遊詩人、曲芸師、歌手、ジャグラーなどによって欧州周辺諸国に広がっていった。
その普及は、あらゆる知識に価値があり、知識全てが人類への祝福だと考える啓蒙主義の時代まで続く。
そして筋力を鍛えるための自重力トレーニングは、19世紀を通して生き続けた。実際、古代ギリシャ時代が身体文化の最初の黄金時代だとすると、19世紀後半が第2の黄金時代に当たるだろう。
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