日本はさらに上を目指せる
日韓大会の02年は飛躍の年だった。開催国である利点に加え、フランスやアルゼンチンなど強豪国が不調だったため3位に入る可能性も十分にあった。日本はロシアを破った。ベルギーにも勝てたはずだったが引き分けて、勝てるはずのトルコに負けた。結果はあまり振るわなかったが、今後に期待を抱かせた。
06年のドイツ大会には失望した。僕は日本がオーストラリアに敗れる試合をパブリックビューイングで見ながら、首をかしげた。重力の法則により、物体は必ず地面に落ちてくる。サッカーの法則により、日本はオーストラリアのような弱小国より上位にいなければならないはずだ。
10年南アフリカ大会と14年ブラジル大会は、大きな前進とは言えなかった。日本は善戦したが、目をみはるようなプレーはなかった。18年ロシア大会では、「黄金世代」のベルギーを破れば歴史的な一歩を刻めたはずだ。その実力は十分にあった。
22年のカタール大会では、PK戦の末に決勝トーナメント1回戦で敗退した。PKは運ではなく技術だ。鍛えれば、5本のうち4〜5本を確実に決める技術は習得できる。
今大会では上の上を目指せると、日本は手応えを感じているはずだ。最低減の目標は準々決勝進出。対戦相手次第では準決勝、決勝も狙える。今の代表には岡崎慎司の助言が効きそうだ。16年、岡崎はプレミアの弱小チームだったレスターが「奇跡」の優勝を果たすのに貢献した。
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