Laila Bassam
[ベイルート 13日 ロイター] - レバノン保健省によると、ベイルート南方の高速道路で13日にイスラエルの空爆が複数回あり、計12人が死亡した。米国が仲介するレバノンとイスラエルの第3回協議を目前に控える中、親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルの間で衝突が続いている。
先月発表された米国仲介の停戦合意にもかかわらず、ヒズボラとイスラエルは攻撃の応酬を続けている。戦闘は主にレバノン南部に集中しており、イスラエル軍は同地域で一方的に宣言した安全保障区域を占領している。
13日のイスラエルによる空爆は、レバノン南部の主要な紛争地域から離れた場所で3件あった。うち1件はベイルートから南へ約20キロの沿岸高速道路上の車両が標的となった。この日の死者の中には子ども2人が含まれている。
イスラエル軍はコメント要請に応じていない。
イラン紛争から拡大した戦闘が10週間以上にわたって続く中、ヒズボラは先週のベイルート南郊へのイスラエルの空爆により、精鋭部隊「ラドワン部隊」の司令官が死亡したことを確認した。
イスラエルは先週、5月6日のベイルート南郊への空爆でヒズボラのラドワン部隊司令官を殺害したと発表し、アフマド・アリ・バルートという司令官の名前も公表した。ヒズボラの葬儀通知は「殉教した司令官アフマド・ガレブ・バルート」の死亡を確認。ヒズボラ関係者は同一人物だと認めた。
同司令官は今回の戦争でこれまでに殺害されたヒズボラ幹部の中でも最も高位の人物の一人となる。
米国が仲介した停戦は当初10日間として発表され、その後3週間延長されたため、5月17日前後に期限を迎える見通し。停戦はレバノンとイスラエルの数十年ぶりの高官級協議を経て実現したもので、先月ワシントンで両国の駐米大使による会談が2回行われた。ヒズボラは直接協議に強く反対している。