<ウクライナ攻撃をやめないロシアへの制裁を強化するため、ロシアから原油購入を続けるインドにペナルティーを課すというトランプの脅しは、逆にインドをロシアや中国の方に追いやる結果になるかもしれない>

インドが、ロシア産原油の輸入をめぐってアメリカのドナルド・トランプ大統領から受けた関税引き上げの脅しに強く反発している。

アメリカとインドの摩擦の激化は、トランプ政権が世界最大の人口を持ち成長も著しい主要経済国と貿易協定を結ぶのに失敗したことの表れだ。インドのライバルであるパキスタンとアメリカの関係強化も、米印関係のもう一つの火種となっている。

米印関係の冷え込みは、グローバルな安全保障の障害にもなる。インドはアメリカにとって中国への潜在的な対抗軸としても期待されているからだ。インドが従来から外交の独立路線を重視しており、トランプ関税の圧力にも容易に屈するかわからない。

トランプは8月5日、ロシア産原油を購入していることを理由に、インドに対する25%の関税の上にさらにペナルティーを課すと新たな警告を発した。ウクライナへの攻撃を続けるロシアへの制裁を強める狙いからだ。

インド外務省は声明で、ロシアからの原油購入はマーケットの環境によりやむを得ない選択だったと説明し、アメリカとEUからの批判に反論した。

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アメリカが「買え」と言ったことも
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