慈善活動を標榜しつつ、裏では巨額の報酬とブランド構築が動いているというような批判が寄せられている
慈善活動を標榜しながら高額参加費を伴うビジネスが巧みに組み込まれたヘンリー公爵=英王位継承順位5位=とメーガン夫人のオーストラリア訪問(4月14~19日)が「疑似ロイヤルツアー」と厳しい批判を浴びている。
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英大衆日曜紙メール・オン・サンデー(18日付)の世論調査で公爵夫妻が英王室称号を商業的利益のため利用することに英国民の圧倒的多数が否定的だった。英国人の8割(態度保留を除く)が「サセックス」の称号を個人的な利益や商業活動に用いるべきではないと答えた。
メーガン夫人はシドニーで最大3199ドルを払った参加者の前に登壇し、2時間で推定17万5700ドルの報酬を得たとされる。「私は人生のすべてを女性たちへの投資に捧げてきた。今ようやく自分自身に投資してもいいのではないか」というメーガン夫人の発言も物議を醸した。
「王族か、完全に離脱するか」を迫った女王の懸念
ヘンリー公爵も高額プラチナチケットが販売されたメルボルンのサミットにゲストスピーカーとして登壇した。慈善と営利の混同は故エリザベス英女王が「王族であり続けるか、完全に離脱するか」の二者択一を公爵夫妻に迫った懸念が現実化した格好だ。
批判の矛先はウィリアム皇太子にも及ぶ。皇太子が継承した年2300万ポンドの収益や納税額について54%がより高い透明性を求めている。71%がチャールズ国王の職務を評価する一方でドナルド・トランプ米大統領との面会を含む訪米予定についての支持は3分の1以下に留まる。
左派・英紙ガーディアンのケイトリン・キャシディ記者は17日付で「シドニーのクージービーチにある5つ星ホテル周辺は異様な緊張感と熱気に包まれていた。メーガン夫人が女性向けウェルネス・リトリートに登壇するためだ」と報じている。