そんな金日成に憧れを抱いたとされるのがルーマニアのニコラエ・チャウシェスク元大統領である。1971年、平壌を訪問したチャウシェスクは「街全体が指導者をたたえるつくりになっている」ことに感動。かつて「東欧の小パリ」と呼ばれたブカレストの街並みの「大改造」に着手した。

また、チャウシェスクは秘密警察「セクリターテ」を組織し、国内全土に盗聴器を仕掛けるなど、強固な監視体制を構築したが、これはソ連の支援を受けてのことであった。

そのチャウシェスクと友人関係にあったのがイラクのサダム・フセインである。フセインはルーマニアの独裁体制から多くのノウハウを学んだとされる。

以上、スターリンから始まった独裁の形が国境を超えて脈々と受け継がれてきたことが分かる。げに恐ろしき「独裁者の系譜」である。

現在その先端にいるのがプーチンということになる。彼の手法をまねる独裁者が出ないことを願うが、「独裁者ジョーク」はまだまだ生まれそうな気配である。

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