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ウクライナ戦争

「会うのはこれが最後か...」ウクライナ戦争の最前線、クラマトルスク駅で待ち受ける「束の間の再会と別れ」

LOVE IN THE LINE OF FIRE

2026年3月5日(木)19時07分
エリー・クック (安全保障・防衛担当)

それから約4年がたった今、この駅は最前線に向かう兵士、その家族や友人たちの終着駅となっている。

「クラマトルスク駅は、愛と、悲しみと、涙が全部入り交じった場所だ」と、ウクライナ中部チェルカースィ出身のナターリヤ・フェシクは言う。夫が前線に転属になった25年5月以降、2週間に1度、キーウから600キロ以上列車に揺られてクラマトルスクを訪れている。


「ここは兵士たちが妻と落ち合う場所であり、列車に乗って帰っていくのを見送る場所でもある」と彼女は言う。「会うのはこれが最後かもしれない。そうならないことを祈るしかない」

同年5月にクラマトルスク行きの列車に乗ったマリーナ・オロベツは、駅が近づくにつれて、周辺の女性たちが髪形を整え、服のしわを伸ばしていることに気が付いた。そのうちの何人かが、到着後にパートナーと手をつないで春の花が咲き誇る街角を歩く姿を目にした。

短い逢瀬後の悲しい別れ

だが、ささやかな逢瀬(おうせ)の後に待つのは、駅でのドラマチックな別ればかりではない。レーシャの夫アレックスは、欧米諸国から集まる義勇兵の部隊の指揮官だ。

たいてい部隊に呼び戻されて、駅まで妻を見送りに来られたのは一度しかない。ほかのカップルが別れを惜しむなか、レーシャは独り列車に乗り込む。「カップルだらけの中、私だけ独りぼっちだ」と彼女は言う。

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