最新記事
移民問題

トランプ政権、「福祉を奪われている」名目で75カ国の移民受け入れ停止へ...ついに「あの国」も

2026年1月19日(月)17時20分
ダン・グッディング (本誌記者)
米国務省

移民ビザの発給手続きが無期限で停止(国務省) J. DAVID AKE/GETTY IMAGES

<移民を敵視するトランプだが、「アメリカの不倶戴天の敵国」からの移民受け入れは制限されていなかった>

不法移民の摘発に加え、合法的な入国者の規制も強化しているトランプ米政権が新たな制限を打ち出した。1月14日、タイやロシア、ブラジルを含む75カ国を対象に、米国移住を目的とした移民ビザ(査証)の発給手続きを全面的に停止すると発表したのだ。

【画像】【動画】発給手続き全面停止となった75カ国とは?

米国務省は、これらの国からの移民が「受け入れ難い割合でアメリカ人から福祉を奪っている」と主張。この措置は1月21日に発効し、期限は定められていない。


トランプ政権は昨年6月、国家安全保障上の懸念を理由にアフガニスタンやイランなど19カ国からの入国を禁止・制限し、12月にはその対象を39カ国・地域に拡大していた。今回の移民受け入れ停止の対象国は、この39カ国とかなり重複している。

注目すべきは、75カ国にロシアが含まれたことだ。ウクライナ問題をめぐり米ロ間の緊張が高まっているにもかかわらず、ロシアが規制の対象でないことにこれまで疑問の声が上がっていた。

【関連記事】
トランプが「NATOのアメリカ離れ」を加速させている? 加盟国が行き着く「アメリカの敵国」とは
トランプからは刑事訴追の動きまで...「圧力」受けるFRBパウエル議長に、副議長が支持を表明

資産運用
「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒れる今こそ投資家が目を向ける「世界通貨」とは
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アングル:欧州で若者向け住宅購入の新ビジネス、価格

ワールド

焦点:道半ばの中国「社会保険改革」、企業にも個人に

ワールド

昨年の関税合意実施を米と確認、日本が不利にならない

ビジネス

米国株式市場=続落、ダウ453ドル安 原油高と雇用
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だったはずの中国が、不気味なまでに静かな理由
  • 2
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 3
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗雲...専門家「イランの反撃はこれから」「報道と実態にズレ」
  • 4
    10歳少女がライオンに激しく襲われる...中国の動物園…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 7
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 8
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 9
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 10
    【WBC】侍ジャパン、大谷翔平人気が引き起こした球場…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中