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ベネズエラ

麻薬?石油?体制転覆?――マドゥロ拘束、トランプ政権の「本当の狙い」

WHAT COMES NEXT?

2026年1月15日(木)16時48分
アイマン・イスマイル (スレート誌記者)

──ベネズエラは世界一の石油埋蔵量があるのに、なぜサウジアラビアのようにうまく活用できないのか。

マドゥロはチャベスと異なり、石油部門を著しく政治化した。

チャベスは専門知識がある人物に石油部門を任せたが、チャベスほどのカリスマがないマドゥロは、自らの権威を強化するために、忠実だが専門知識のない人物に石油部門を任せた。それが石油生産・精製施設の老朽化などの問題につながった。


そこに世界的な原油安と国内の腐敗が重なり、ベネズエラの石油生産量は15年前の3分の1程度に落ち込んでいるとされる。

このため、石油の恩恵を受けられるのは、ますますエリート層だけになり、国内経済と社会は崩壊した。だから体制は存続しても、800万人もの国民が国外に逃れざるを得なくなったのだ。

──ベネズエラの人々はマドゥロの拘束にどのような反応を示しているのか。

ACLEDの調査では、これまでマドゥロ支持のデモが2件あっただけだ。ここ数日は、交通量や経済活動も低迷している。これは政府が非常事態宣言を発令し、軍が市街地に展開しているせいもあるだろう。

アメリカが(ノーベル平和賞を受賞した野党指導者)マリア・コリナ・マチャドを推さずに、マドゥロと同じ体制の人間であるロドリゲスと取引をまとめようとしていることも、人々を警戒させている。

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