「ムッソリーニ」がローマに再び帰ってきた! またしてもイタリアに旋風を巻き起こす?
Mussolini Returns to Rome
自身の家系とは距離を置こうとしている?
ロマーノはラツィオのユース出身だが、トップチームでの出場経験はまだない。
2024年 にロマーノは『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、「曾祖父のベニート・ムッソリーニはイタリアにとって非常に重要な人物だったが、今は2024年。世界は変わった」と語り、自身の家系と距離を置こうとしていることを明かしている。
なお、ベニート・ムッソリーニ自身もサッカーファンだったといわれている。英『タイムズ』紙は、彼が1934年のワールドカップ優勝を利用してファシズムを世界に広めようとしたことを指摘している。
ユーベ・スタビアは「2003年生まれのDF(ディフェンダー)、ロマーノの買い取りオプションを行使したが、同時にラツィオが契約に基づき買い戻し権を行使した」との公式声明を発表している。
ラツィオはセリエA(イタリア1部リーグ)に所属している。ロマーノがトップチームに昇格し、公式戦に出場できるようになれば、8月24日に行われる開幕戦のコモ1907(イタリア・ロンバルディア州コモに本拠を置くチーム)戦で起用される可能性がある。
曾祖父のベニート・ムッソリーニは、イタリア政治界に嵐をもたらし、ヨーロッパの歴史を大きく動かした。ロマーノ・ムッソリーニはイタリアサッカー界に旋風を巻き起こせるだろうか。