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韓国大統領選

韓国次期大統領の有力候補者イ・ジェミョンのコンセプト「木鷄之徳」って何?

2025年5月26日(月)18時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
イ・ジェミョン

「これから本当の大韓民国」「今はイ・ジェミョン」というスローガンが掲げられたイ・ジェミョン候補のfacebookページ

<マーケティングと東洋哲学を融合したイ・ジェミョンの革新的選挙戦略とは──>

韓国大統領選の投票日まで残り8日となった。最新の世論調査では、共に民主党のイ・ジェミョン(李在明)候補と、国民の力のキム・ムンス(金文洙)候補の支持率の差が10ポイントにまで縮まっていると伝えられ、各候補は6月3日の投票日に向け選挙活動にさらなる力を入れている。

こうしたなか、イ・ジェミョン候補は選挙戦当初から、「これから本当の大韓民国」「今はイ・ジェミョン」という公式スローガンを使っている。このスローガン策定には、政界とは無縁の広告企画会社に所属するマーケターA氏の存在があることが明かされている。そしてこれらのスローガンは単なる選挙キャッチフレーズではなく、イ候補とそのチームが描く国家ビジョンと政治哲学を象徴しているという。

韓国メディア国民日報のインタビューによると、A氏はイ候補にマーケティングの観点から新しい政治戦略を提案。「これから本当の大韓民国」というスローガンや「K-イニシアチブ」という国家ビジョン、そして「チャルサニズム」(豊かに生きる、という意味)という成長スローガンは、すべて彼のアイデアであった。

マーケティング専門家が提案した新しい政治戦略

A氏によれば、既存の政治メッセージはマーケティングとかけ離れていたという。「既存の支持勢力をどう強化するかという悩みばかりで、それはマーケティングではない。自分の商品を買わなかった人の心を理解した後にそれを変化させることが真のマーケティングだ」と彼は語る。

彼が提案したマーケティング戦略の核心は「新しいアジェンダ設定」と「表出されていない本当の欲望」の発掘だった。「『これから本当の大韓民国』と言えば『それでは今までは偽物だったということか』という反論が出る。相手が反論して私たちのゲームに入ってくれば、結局は私たちが勝つ」と説明する。

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